2023年05月20日

「移項」が苦手と言ってきた生徒は居なかった

ウチの塾に初めて来てくれた生徒には
「数学のどの分野が一番苦手?」
と聞きます。

多いのが「文章題」「図形」「グラフ」などと言った答えですが
「移項」と答えた生徒は今までたぶん誰も居なかったと思います。

「移項」があまりにも狭い分野だというのであれば、もう少し広げると
「計算」ということになるのでしょうか。


しかしながら初めて来てくれた時点で移項をほぼ完全に出来てた生徒は
半分も居なかった気がします。


改めて「移項」が初めて教科書に出てきた時点での説明を読み返すと、
なるほどしっかり理解できる生徒はほとんど居ないと思います。
なんなら説明すらあいまいな部分が多く、
分かってないのに分かったつもりでいる生徒が多いのも納得。

こうなると学校の先生の説明が重要になってくるのですが
学校の先生はある意味教科書の説明を捨てて独自の説明をすることを
しちゃいけないしがらみも有ります。

その点、塾ってそういった縛りは無いのでラクです(笑)


移項が分からない生徒に移項を説明しようとすると頭が混乱しかねないので
一旦移項という言葉を捨ててもらいます。
「移項という言葉はあまり使いたくない」と生徒にも言ってるので(笑)

でも移項の内容はちゃんと伝わってるので
まったく問題ないかと思います。
その生徒が出来るようになったら「移項」という言葉を使うようにしてます。


教科書によって「移項」の説明は違うのかもしれませんが
今使っている教科書の一番の不満がある箇所かもしれません。
posted by むぎ at 18:00| Comment(0) | 日記
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